理屈はわかる、情報漏洩のリスクも理解している。しかしながら、具体的にどのように組んでいったらいいかわからない。今回のコラムは、そんな方にオススメコラムです。
保護の仕方は二通り。
個人情報は、多くの場合何らかの媒体に含まれた状態で入手し、管理、利用、廃棄されていきます。そのため、情報という側面と、物という側面の両方から、対策をする必要があります。
例えば、住所・氏名が書かれた紙で個人情報を入手したとします。この場合、「紙」という側面と、「住所・氏名という情報」という側面から、どのように保護しなくてはならないか考える必要があります。
情報漏洩に対する対処方法は大きく二つ。一つは電子的にいかに保護するかという点。これは、先ほどの例でいえば、「電子化された住所・氏名という情報」ということになります。(また、「電子化されていない情報」という場合もありますが、ここでは割愛させていただきます)。もう一つは、物理的にいかに保護するかという点にあります。先ほどの例でいえば、「住所氏名が書かれた紙」となります。
この物理的な保護方法には、いくつかの方法があります。
①近づけない、②持ち出さない、③利用制限をかけるといった点になります。
③は運用はルールで制限をかけることにより達成可能です。
ところが、①②は、何らかのシステムをかけない限り、運用しにくくてしょうがありません。
中小企業であれば、なおさらそんなことまでは予算をかけられないなどの理由もあるでしょう。
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以上