個人情報保護士認定カードの更新

1、個人情報保護士認定カードの更新
個人情報保護士の認定試験に合格の皆様、おめでとうございます。合格を機に仕事に活かす方もいれば、更に上の上級個人情報保護士に挑戦される方もいらっしゃるかと思います。

2、認定カード更新の意味
個人情報保護士の認定カードは、合格した翌月から起算し、二年間でその有効期限が切れます。合格した事実は変更ございませんが、認定カードを更新することにより、最新の情報に対して知識をアップデートしたことの証明になりますので、認定カードを顧客や消費者に対して提示している方は、ぜひ更新手続きを取られた方がよろしいかと思います。

3、認定カードの更新手続きと費用
更新期間
有効期限月の1日を起点に、「3ヶ月前~翌月末」の間となります。有効期限月はカードに明記されておりますので、忘れずに手続きを行いましょう。

更新方法
認定カードの更新は二つの方法があります。一つは更新講習会での更新、もう一つは更新テストでの更新となります。更新講習会は、約2時間半の講習を受講し、講習終了後、10分程度の試験を受け、合格すると、更新された認定カードが再発行されます。受講料は7,000円で、月1回程度の頻度で、大都市(東京や大阪など)で開催されております。
また、更新テストによる更新では、まず全日本情報教育振興協会のホームページ(https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/cardup/cardup_login.php)から更新テストの申込を行い、受験料3,000円を支払います。支払い後、テストページへいき、受験致します。更新テストは50問で、8割以上の正答で合格となります。何度でも受験できます。

4、更新講習会と更新テストのメリット・デメリット
更新講習会では、費用がかかるものの、講義形式で法改正ポイントなどを、詳しく教えてくれますので、短期間で取得可能です。また、更新テストでは、低コストですが、独学で勉強する必要があるため、多少時間を取られます。社会人など時間がない方は講習会で、さっと手続きしてしまう方がよろしいかと思います。学生などであれば、時間が取れるかと思いますので、更新テストのほうがよろしいかと思います。

5、更新に関する個人的見解
個人情報保護士認定試験は、試験に合格することにより、その時点での個人情報保護法などに関する法的知識の証明になったりもします。また、合格をカードにし、他人にわかるようにすることにより、顧客や社内に対する証明にもなります。ただ、個人情報保護法や番号法は意外と改正頻度が高く、日常的に仕事をしていると、なかなか法改正までフォローアップできないこともしばしばです。国家資格でもフォローアップ研修をしていないものも数多くあるなか、定期的にフォローしてくれる資格なので、親切な側面もあります。個人的には、更新費用がもう少し安くならないかなと思う事もありますが、業務独占資格では、年な数十万円も取る資格もあるので、比較すれば良心的な方だと考えられます。